痛みを判断してみて!【偏頭痛の適した治療法を伝授】

看護師

アウラがある頭痛について

女性

偏頭痛は30代から40代の女性に多い病気です。病気がおこる要因としては、遺伝要因と環境要因があります。遺伝要因の一つの根拠は、偏頭痛が家族内の複数のヒトにおこることです。脳での太い血管を収縮させ細い血管を拡張させるセロトニンという物質が多すぎる体質などが考えられています。環境因子としての誘因には、外部要因として天候や高度の変化や明るい光、騒音や強い臭い、濃度の高いアルコールやカフェインが入っている飲み物などがあります。他にも喫煙や鎮痛剤の過剰服用、経口避妊薬や精神的ストレスなども関係してくるとされています。さらに内部要因としては緊張や不安などの感情の変化、過労、不適切なダイエットや脱水、女性に多いのが睡眠不足や生理、妊娠などがあります。ヒトによっては、偏頭痛がおこる1日から2日前から疲労感やうつ気分、眠気、便秘などの体調の変化を感じることがあります。これを予兆といいます。また5分から60分前から、様々な神経症状からなる偏頭痛に特徴的な前ぶれを感じることがあります。これをアウラといい、代表的な症状は視覚障害です。光の点滅・ジグザグの線や盲点・視野狭窄や一時的な失明がおこり、物がぼやけたりゆがんで見えたりします。またうまく話せない、いやな臭いがする、味や音に敏感になるなどの皮膚異痛症を伴うこともあります。まれに手足のしびれや痛みなどの感覚異常や脱力感、つっぱり感、恐怖感、記憶障害などをおこすことがあります。

偏頭痛発作の多くはアウラなしにおこります。徐々に始まりますが脈を打つような激しい頭痛発作が、数時間から数日間続いたり週に何回もおこることがあります。部位としては前頭部や片方の側頭部に多いですが、両側にでることもあります。頭痛に加えてアウラでおこる様々な神経症状を伴うこともあります。頭痛発作はふつうゆっくりと弱くなりますが、皮膚異痛症や疲労感が頭痛発作後しばらく残ることがあります。偏頭痛の診断は医師の問診によっておこなわれます。アウラがない場合の診断には、4時間から72時間続く多くは片側性や拍動性で日常生活に支障がある頭痛発作が階段を昇るなどの運動により悪化したり吐き気や嘔吐か光や音に対する過敏性を伴って5回以上あることが必要です。また5分から60分間のアウラがある場合には、頭痛発作が2回以上あることが必要条件です。そしていずれの場合にも、頭痛をおこす他の病気が見つからないことが決め手になります。この診断のために、頭痛の誘因・アウラがある場合にはその開始時間や持続時間、神経症状の内容、頭痛発作の開始時間や持続時間、頻度を記録した頭痛日誌が、大変参考になります。そして頭痛やアウラでの神経症状をおこす他の病気である脳梗塞、中耳炎や副鼻腔炎などを鑑別するために、コンピューター断層撮影法や核磁気共鳴画像法などの画像検査や脳波検査などが実施されます。こういった検査によって原因が分かって治療していくことも可能ですが、心と体は密接に関係しているので、心の病気が偏頭痛の原因になっていることもあります。そのため、いまは心療内科などでストレスによる偏頭痛ではないかどうか、カウンセリングなどで診断していくことも行われています。精神的なものが原因であれば、それを取り除いていくための治療が行われていきます。専門の医師が丁寧に対応してくれるので、もしストレスが原因ではないかと疑ったときには、まずすぐに相談をしにいきましょう。